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『外国為替の知識の知識を身につけよう~輸出手形保険と保証状~』 [海外事業]

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輸出手形保険

■輸出手形保険の意義
信用状なしの荷為替手形取引には支払についての不安があるので銀行は手形の買取に慎重な姿勢となります。

輸出者としても、銀行が買取に応じてもらえないとなると、信用状なし取引での輸出が困難になってきます。

輸出手形保険制度は、このような信用状なし荷為替手形による取引を保護する目的で制定されたもので、買取った信用状なし荷為替手形が不渡りとなったことにより銀行が受ける損失を補填する。
また、手形の不渡りが輸出者の責任でない場合には、支払を受けた保険金相当額について銀行が輸出者に遡及することを禁止し、無責の輸出者の保護も行うといった制度となっている。


■保険契約
独立行政法人日本貿易保険(NEXI)が運営と引き受けを行い、政府が再保険して信用力を補完している貿易保険の一つ。

輸出手形保険の契約当事者は、NEXIが保険者(=保険給付を行う運営主体)で、買取銀行が保険契約者かつ被保険者となります。
輸出者(手形振出人)は輸出手形保険契約の直接の当事者ではありませんが、手形振出人としての義務および輸出契約の当事者としての責任がある。

輸出者がこの保険を利用するには、銀行がNEXIと輸出手形保険契約を締結していることが条件となるので、契約の有無を事前に銀行に確認する必要があります。


■保険金額及び保険料
引き受けられる最高保険金額は、非常リスクおよび信用リスクともに、銀行が買い取った手形金額の95%(付保率)で設定されています。

保険事故が発生した場合には、最高保険金額を限度として損失額に付保率(保険金額の手形額面に対する割合)を乗じた額が保険金として支払われます。

保険料は、リスクごとの保険金額に、保険期間に応じて設定された非常料率と信用料率を乗じて算出。
具体的な算出式はNEXIにお問い合わせください。
なお、保険料は輸出者負担とされ、買取銀行が徴収してNEXIに納付する。

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保証状(Bond)の発行

商品の輸出先又は役務の提供先から契約の正当な履行或いは前受金の返還保証として、現金の積立に代えて銀行の保証状を要求されることがあります。


■入札保証(Bid Bond)
輸出契約が国際入札によって行われる場合、落札者が不当に契約の締結を拒否したりすることを防止するために銀行の保証状を要求されることがあります。

落札者が不当に契約締結を拒否した時は、その被る損害の補償或いは制裁として当該保証状に基づき保証金を没収することにより、不正業者の応札を防止することを目的としている。


■契約履行保証(Performance Bond)
輸出者が、輸出の相手方から輸出契約の確実な履行保証として銀行の保証状の差入れを要求されるもので、プラント・機械・船舶などの高額契約、或いは納期まで長期間を要する輸出契約を締結した場合に要求されることが多い。

通常、契約履行保証の差入れと引換えに、先に差入れられた入札保証状は変換される。


■前受金返還保証(Refund Bond)
船舶・車両・プラントなどの輸出で、引渡完了前に輸出代金の全部または一部を前受金として受領する場合に、輸出契約の全部または一部が不履行となった時は、これまで受領した輸出貨物代金の全部または一部を相手方に返還する旨の銀行の保証状を要求されることがあります。

この種の保証状を前受金返還保証といいます。




まとめ

このようなものがあることをご理解頂けましたでしょうか?

次回からは輸入取引へ移り、まずは「輸入手続きの概要」について説明したいと思います。
お楽しみに!



 


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